「プラセンタ」とは胎盤のことです。胎盤は受精卵を約10か月で平均3kgの赤ちゃんに育て上げるのに必要な栄養素(ヒアルロン酸、コラーゲン、各種必須アミノ酸、タンパク質など)と成長因子を含む臓器です。プラセンタ注射薬は「メルスモン」と「ラエンネック」の2製剤が厚生労働省に医薬品として認可されており、いずれも日本国内の産婦人科で健康な母親から正常分娩で生まれた胎盤を使用して作られたものです。2製剤に大きな違いはありませんが、「メルスモン」は更年期障害や乳汁分泌不全に対する、「ラエンネック」は肝機能障害に対する有効性が認められています。「メルスモン」には「ベンジルアルコール」という痛み止め成分が含まれており、当院では「メルスモン」を採用しています。

効能

更年期障害、肝機能障害、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、自律神経失調症、不眠症、心身症、冷え性、生理不順、生理痛、肌荒れ、関節痛、肩こりなど、特に慢性的な症状、体調不良に効果的と言われています。1か月ほど継続しても効果を感じられない方は中止をお勧めします。

投与法、頻度

投与法は皮下注射で、1～2本の場合は肩、上腕外側に、それ以上の場合は両腕もしくは腹部、臀部へ注射致します。最初の1-2カ月は週に2-3回、それ以降は週に1回程度がオススメですが、頻回の通院が難しい方には医療施設でしか購入できない内服用「メルスモンプレミアムカプセル」も販売しております(一箱30日分￥15,120税込)。

副作用

注射部位の痛み、硬結、内出血、過敏症(発疹、発熱、掻痒感)が起こる可能性があります。ヒト胎盤を原料としたプラセンタ注射により感染症を引き起こしたという報告はこれまで国内・海外ともありません。しかし、献血はできず、臓器提供も原則として控えることが求められています。輸血を受けることは可能です。

 料金

本数	価格(税込)
1本	￥1,430
2本	￥2,200
4本	￥3,300

※初回のみ￥1,000の問診料が必要です。